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2009年2月15日 (日)

モリリン太郎

鯨統一郎「タイムスリップシリーズ」を絵に惹かれて購入。
初版が二〇〇二年。
国営放送のラジオで音声演劇化もしている大衆小説らしい。

二十一世紀初頭の渋谷の町を、
自分の作品を求めて歩く森鴎外。
自分より若くして死んだ知人の、
後世まで残った作品の多さに嫉妬を感じる森鴎外。
自分が生きている時代の数十年も後の作品に感銘を受ける森鴎外。
自分が記した文章が現代語に変換されてしまい、
憤慨し悲しみを覚える森鴎外。
現代語作成の理屈が分かり、適応してゆく森鴎外。
iモードのメールに興味をもつ森鴎外。
テレビの放送に衝撃を受ける森鴎外。
突拍子もない格好をした若者の意外な優しさに心を打たれる森鴎外。

しかし、彼の訪れた書店の数件はもうない。
ケータイでアナログより鮮明なテレビ放送が見られてしまう。
タイムスリップした鴎外の気持ちは
なんでもないところで共感を持ってしまう。

中学校や高等学校で《押し付けられた》近代文学。
しっかり読んでみようかな。

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感想
第一巻「タイムスリップ森鷗外」
第二巻「タイムスリップ明治維新」

(本文引用)
「私は間違いなく軟派だったのだ」
「私たち軟派はおかしな絵を見て性的興味を満足させていた。
硬派は、(略)」
「やだ、それヘルス?」
「(略)私はそういうものは大嫌いだ」
と言った鷗外にナカーマを感じたので、
ジュヴナイル系の~森鷗外がより面白かった。

森鷗外ではモデル体型超美人なのにオレ言葉の七海ちゃん枠が
明治維新で顔がそっくりの凄腕剣客連続婦女暴行魔になったのも
評価が下になる理由の一つw

第三巻「タイムスリップ釈迦如来」
第四巻「タイムスリップ水戸黄門」を探して
かってこよ~っと。
タイトルからしてきっと"軟派"だろう。
「タイムスリップ徳川光圀」なら"硬派"。

暑いよ。こんな時間になっても室温が20℃を下回らない(>m<)

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